tamamiのブログ

人生 仕事と男と女

辛い人生、厳しい社会に躍動感を与える男、燃える闘魂 アントニオ猪木 5

猪木はファンの夢を叶える事に一生懸命になった芸人であった。その為に莫大な借金も厭わなかった。格闘家、ましては柔道無差別級オリンピック金メダリストともなればプロレスラーと同じリングに上がることは邪道と考えるのが普通だ。一般の格闘家はチャンピオンと云えどもバイトをしながら試合に呼ばれるのを待つ生活だから猪木から試合のオファーがあれば、どんな台本でも受ける。ーーー柔道無差別級金メダリストのウイレムールスカが猪木へ挑戦という台本で日本まで来た。詳しい事は知らないが奥さんが大病を患いカネが必要だったらしい。リハーサルでも台本通りやればいいわけではなく観衆を興奮させる為に何度もやり直しをする場面もあったろう。ルスカにとっては屈辱そのものだったであろう。
格闘技路線に火をつけた猪木は右肩上がりにプロレスファン、猪木ファンを増やしていく。どこまで流行るか注目したものだった。
つづく。

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